オレ流超人批評
第6回 サンシャイン
ボスっぽいのに何かが足りないサンシャイン
悪魔なのに、なぜか哀愁漂うサンシャイン
さあ、サンシャインマスターを考えよう!
What's サンシャイン
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| 見た目まんまゴー○ドライタンです。いや、そのことには触れないでください。見なかったフリをしていただきたいのです。 さて、外見のツッコミはさておき、サンシャインです。彼は悪魔六騎士出身ですが、その当時はボスした。ザ・ニンジャの回で書きましたが、突然ニンジャとのヒエラルキーが逆転し、六騎士最強の地位を手に入れたのです。 当時「黄金のマスク」を求めて悪魔超人と闘っていたキン肉マンたち正義超人ですが、倒した相手がことごとくニセのマスクを所持していたため、 「本物の黄金のマスクはサンシャインが持っているんだああーっ!」(by正義超人軍団) なーんて一斉に注目を浴びた時期もありました。あのアシュラマンをして 「サンシャインの砂地獄はケタが違う!つまりお前らは一生黄金のマスクを手に入れることはできねえんだよ!」 といわしめたため、彼の未知数な実力は、われわれの想像上で大きく膨らんでいったのです。しかし彼の栄光はそこまででした。まさかあんな展開になるとは・・・。 六騎士最強ボスとして登場したわりに、実力で圧倒的に格下であるジェロニモに敗北。その後悪魔将軍の登場でボスの座を奪われ、夢のタッグトーナメントではアシュラマンと組むも、その立場は完全に逆転し、まるでアシュラマンの手下のようでした。最後にはオメガマンの背中の手の指(!)として、ちびっと出演するまでに落ちぶれました。 しかし落ちぶれれば落ちぶれるほど、それと反比例するかのように、サンシャインは人間味あふれていきました。その幾何学的なデザインから感じる冷たさとは裏腹に、なんとも人情味のあるというか、悪魔のくせにいやに人間くさいキャラになっていったのです。 まずタッグトーナメント初戦でテリー&ジェロニモのニューマシンガンズと対戦しますが、彼はなんとテリーのテキサス・クローバーホールドでギブアップしかけます。その情けなさといったらありませんでした。 テリー「サンシャイン!お前はよく頑張った!ここでギブアップしても誰にも文句はいわれないはずだ!」 てな具合でアシュラマンが止めたからいいものの、敵のテリーマンにギブアップ後の心配までされてしまう始末。準決勝のマッスルブラザーズ戦では友情パワーに魅せられ、悪が正しいか正義が正しいかわからなくなり、思春期の少年のように頭を抱えて悩んでいました。そしてあの有名な 「悪魔にも友情はあるんだーっ!」 発言で、浪花節キャラを確立させました。 あとはなんといっても『キン肉マン二世』での、衝撃的な再登場でしょう。アバラも浮くほどに痩せこけ、まるでやさぐれた浮浪者のようないでたちに、もはや昔の巨大建造物を思わせる程の迫力はまったく影をひそめてしまいました。まさに『丹下段平』そのものです。 しかも串カツをこよなく愛し、手塩にかけた弟子には裏切られ、その昼メロのような人情キャラに益々拍車がかかりました。その酸いも甘いも吸いつくしたような彼の超人人生に、『キン肉マン』の数あるキャラの中でも一番の人間味を感じてしまうのは、もはやいたしかたないといわざるを得ません。背中に哀愁を漂わせている超人なんて、まわりを見渡しても彼以外ありえないでしょう。 冷血・冷徹・冷酷の悪魔・・・のはずなんですけどね。 (2004年1月22日) |