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小俣「あの…アキラさんですね? シールつけたの」(バレた) |
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オレ「え? 何のこと? 知らないよ。いきなり犯人扱いなんてひどいな」(認めない) |
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小俣「いや、アキラさんしか考えられないです。だってさっき車でジュース飲んでたじゃないですか。いつ付けたんですか?」 |
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オレ「知らないよ。百歩譲ってオレだとしても、ジュースは1時間前くらいに飲んでたんだから、やっぱり1時間前に付けられたんじゃない?」 |
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小俣「ええ〜? じゃあシールつけた姿、何人に見られたんだろう。総務部の人に『なんで1点シールつけてんの? キミ1点なの?』っていわれて初めて気づいたんですよ」 |
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オレ「ワハハハ、1点を突っ込まれたんだ」 |
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小俣「笑い事じゃありませんよ! あのまま電車にのったりしてたらもっと大変なことになってたんですよ!」 |
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オレ「それはそれでおもしろかったのにね。いや、たぶん犯人はそこまで意地が悪いとは思わないよ。おそらくシールを貼ったけど、少ししたら教えてあげようとしたんじゃないかな。ただバタバタしててすっかりそのタイミングを忘れていた、そんな感じじゃない?」 |
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小俣「ずいぶんと犯人の気持ちがわかるんですね」 |
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オレ「いや、百歩譲ってオレが犯人だったら、という予測だよ」 |
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小俣「普通貼ります? いい年してシール」 |
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オレ「百歩譲ってオレが犯人だとしたら、年に3回くらいだよ」 |
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小俣「3回って多いですよ」 |
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オレ「じゃあ百歩譲って2回」 |
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小俣「変わりません。ていうかさっきから『百歩譲って』という枕詞、絶対必要ないと思うんですけど。一歩も譲らなくていいですから」 |
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オレ「一歩も譲らなかったら、オレが犯人じゃん」 |
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小俣「だって犯人でしょ。ああ、くやしいなあ、普段だったら貼られた瞬間に絶対に気づくのに」 |
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オレ「そういった思い上がりって、仕事に慣れたときに事故につながるから、戒める意味で貼ったんだよ」 |
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小俣「自白した! いま自白しましたよね!?」 |
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オレ「百歩譲ってな」 |
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小俣「もういいです」 |